当院は、東京都肝臓専門医医療機関の指定を受けました。

肝臓は、「沈黙の臓器」などと言われるように、たとえ機能障害があったとしても、大きな腫瘍や胆石による圧迫などさえなければ痛みを感じることはほとんどありません。慢性肝炎の場合は、肝硬変や肝臓がんまで進行しないと、倦怠感や黄疸などの症状が出てこないことが特徴です。

以前は「肝硬変までならないと肝臓がんは出来てこない」、と言われていましたが、B型やC型の慢性肝炎の患者さまにも肝臓がんが多数見つかるようになってきました。

肝臓にがんができていても、初期の段階は症状が全くありません。症状が出てがんとわかったときには進行しすぎていて、すでに手遅れということもあり得ます。

特にC型肝炎は、検査を受けない限り感染の有無はほとんどわかりません。感染ルートを突き止めにくく、わかりくいことも、感染に気づくのを遅らせる一因になっています。



 
<肝炎ウイルス検診を受けましょう>
職場や市町村で受けることができる年に一度の健康診断では、一般の肝機能検査も行なわれています。その結果、毎年異常が無ければ、まず大丈夫だと思われますが、一度は肝炎ウイルス検診も受けておきましょう。最近は、職場でこの検診を行うところも増えていますので、そうした機会に恵まれた方は利用してみられるのがいいでしょう。

二子玉川メディカルクリニックでも肝炎検診を行っています。
血液検査、エコー検査は随時可能ですので、詳しくはお問い合わせください。

《東京都肝臓専門医医療機関の指定を受けました》
B型慢性肝炎は約100人に1人、C型慢性肝炎は約70人に1人と言われています。慢性肝炎から肝硬変になり、肝細胞癌や食道静脈瘤を合併する場合があります。
早期の診断及び治療が重要ですが、治療薬である、核酸アナログ製剤やインターフェロンはとても高額です。そこで、厚生労働省が助成制度を設け、自己負担額の軽減が行われています。治療に係る医療費助成を受けるためには、東京都の場合は肝臓専門医医療機関での肝臓専門医の診断書の提出が必要となっています。当院は東京都より肝臓専門医医療機関の指定を受けました。肝臓疾患でお悩みの方は当院でご相談をして下さい。

そのほか、脂肪肝、アルコール性肝障害など、肝臓病のことなら何でもお気軽にご相談ください。

二子玉川メディカルクリニック