こんにちは!
今回も、前回に引き続き女性の皆様に向けてカラダのことについてお話いたします。
前回は基本的なカラダの部位についてでしたが・・・今日は一歩踏み込んで、女性ホルモンのしくみについてご説明します。

実は女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲストーゲン)
の二種類があり、ひと月の間に一定のリズムで卵巣から分泌されています。女性ホルモンは排卵、月経などに深く関与しています。

〇卵胞ホルモン(エストロゲン)
思春期に乳房が大きくなるなどの女性らしいカラダをつくるホルモンで、子宮に作用して子宮内膜を増殖させたり、子宮頸管の粘液を増やし、精子を子宮内に入りやすくさせます。
〇黄体ホルモン(プロゲストーゲン)
卵胞ホルモンによって増殖した子宮内膜をさらに妊娠しやすい状態に整えます。また、妊娠を継続させる働きもあります。
〇女性のライフサイクルに伴うホルモン変動
女性ホルモンは思春期から成熟期、更年期、老年期とそれぞれのライフステージで、大きく変化し女性のカラダや心の変化と密接につながっています。

〇女性ホルモンの流れ
脳の中にある視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが分泌されます。されにこれらのホルモンが卵巣内の卵胞に働きかけ、卵胞ホルモン、黄体ホルモンを分泌します。
女性ホルモンは量が多くなると減るように、減ってくると増やすように脳でコントロールされています。(フィードバック)

視床下部には自律神経をコントロールする働きもあります。ホルモンバランスが不安定になると自律神経のバランスも不安定になってしまうので、気を付けたいですね。

少し難しい言葉が多かったですね。
今回はここまでとして、次回は月経の仕組みについてご説明します。よろしくお願いします!

二子玉川メディカルクリニック