髄膜炎菌感染症は、初期症状が風邪に似ているため、気づきにくい病気です。最初は熱や頭痛、吐き気などの症状が現れますが、その後急速に悪化し、数日以内に意識を失うこともあります。髄膜炎菌は健康な人の鼻や喉の奥に存在することもありますが、体力が低下している時や免疫系に問題がある場合には、血液や髄液に侵入し、菌血症や敗血症、髄膜炎を引き起こすことがあります。
発症後12時間以内には発熱、頭痛、吐き気などの風邪に似た症状が現れますが、発症後13〜20時間頃には皮下出血や発疹、呼吸困難、光過敏などの症状が現れ始めます。これらの症状が放置されると、意識喪失やけいれんを引き起こし、命に関わる状態になることもあります。